ポケモンダブルバトルをしてます、たなかと申します。
今回は2020年InterNational Challenge Mayで使用した構築記事となります。
基本コンセプトは後発でダイマックスさせたギャラドスを通す!
それだけを狙って作った構築となります。そのためギャラドス以外の勝ち筋はあまり考えてません。
最終レート1731で216位と満足いく結果は残せませんでしたが、久しぶりに公式大会を楽しみながら戦えた構築なので、備忘録も兼ねて記事にさせて頂こうと思います。
【構築経緯】
今回のInterNational ChallengeはPJCSの中止により、権利も何もかかってないただのインターネット大会として開催されました。(※非公式オンライン大会の権利はかかってましたが、自分は幸い2月のINCで権利は取れていました)
そのため環境を考察して刺さった構築を組むよりも、好きなポケモンで勝てる構築を作りたいという想いで取り組みました。
自分は初めてプレイしたポケモンが初代青だったこともあり、初代の水ポケモンに対して特別な思い入れがあります。
その中でもギャラドスは世代を重ねても(登場していれば)必ず旅パに入れるポケモンとして使用してきた相棒と呼ぶべきポケモンなため、いつかはガチ構築に組み込みたいと考えてました。
8世代のギャラドスは隠れ特性であるじしんかじょうが”壊れ特性”と呼んでも差支えがないほどダイマックスと高相性なため、じしんかじょうを発動させることに特化させるパーティを組めれば勝つチャンスはあると感じ、構築を組む決断に至りました。
【基本コンセプト】
先発のニンフィア+エルフーンで相手の先発ポケモンを雑に削り、後発のギャラドスでじしんかじょうを発動させて全抜きを狙います。
狙いは本当にその1点だけです。それだけで勝てるほどポケモンは甘くないのですが、今作のギャラドスはその甘えた考えでも勝てるくらいには強いポケモンだと思います。
【個別解説】
ギャラドス @ラムのみ
特性:じしんかじょう
性格:ようき
実数値:171-177-99-×-120-146
努力値:4-252-0-0-0-252
個体値:31-31-31-×-31-31
技構成:たきのぼり / とびはねる / パワーウィップ / まもる
この構築のダイマックス枠であり唯一のエースポケモンです。
このポケモンでダイジェット+じしんかじょうが発動できればほとんどの相手に勝つことができます。
こうげきは少しでもじしんかじょうを発動させる可能性を上げるため補正無し全振り。耐久は無振りでも電気技以外はほとんど耐えますし、すばやさはミラーを考えると落としたくありませんのでこの努力値配分です。
技構成はダイマックスを前提としているためこの3ウェポンで十分です。このポケモンが落ちると即負けに繋がる構築なため、大事に扱うためのまもるの採用も必然でした。
本当は火力を底上げできるいのちのたまを持たせたかったのですが、このポケモンがやけどやでんじはやねむり状態になる事も即負けに繋がるため、やむを得ずラムのみを採用してます。
エルフーン @だっしゅつボタン
特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
実数値:167-×-105-97-96-184
努力値:252-0-0-0-4-252
個体値:31-×-31-31-31-31
技構成:エナジーボール / おいかぜ / すりかえ / まもる
ニンフィアと一緒に初手に出す事で真価を発揮するポケモンです。
一番の狙いは相手のエースポケモンにだっしゅつボタンを持たせて何もさせずに交代してもらう事。そのためには強力な全体技を相手に意識させる事でこのゆびとまれを押させず、エルフーンより遅い先制技を使えるポケモンとしてニンフィアが最適なパートナーとなります。
相手視点からするとエルフーンがおいかぜを打ってくる初手ターンにまもるを選択することは一手損に繋がるため、初手から動いてくる可能性が高いのも強みです。
エナジーボールは構築として重いウォッシュロトムへの打点として採用。
まもるはねこだまし対策として採用しました。
ニンフィア @きあいのタスキ
特性:フェアリースキン
性格:ひかえめ
実数値:171-76-85-178-150-112
努力値:4-0-0-252-0-252
個体値:31-31-31-31-31-31
技構成:ハイパーボイス / はかいこうせん / でんこうせっか / あくび
エルフーンのだっしゅつボタンすりかえ+でんこうせっかで相手のエースポケモンを後続に退いてもらう事を最優先で狙います。
きあいのタスキを持たせる事で初手で倒される事はほぼなく、2ターン目以降はエルフーンのおいかぜと合わせてハイパーボイスを上から連打して相手を雑に削ります。
だっしゅつ+せっかが決まらない場合は相手のエースポケモンにあくびを打つことでギャラドスの起点にする事も視野に入れながら動いていきます。
はかいこうせんはダイマックスドラパルトを9割ほど削れるため、ギャラドスの起点にするためには最適な技です。
ドサイドン @こだわりハチマキ
特性:ひらいしん
性格:いじっぱり
実数値:191-211-150-×-75-92
努力値:4-252-0-0-0-252
個体値:31-31-31-×-31-31
技構成:いわなだれ / じしん / がんせきほう / ほのおのパンチ
ギャラドスが苦手としている電気技を吸うことが出来るひらいしん枠として採用。
エルフーンのおいかぜやギャラドスのダイジェットと相性が良く、環境でもトップクラスのパワーが出せる流行りの準速ハチマキを選択しました。
基本はギャラドスの横に置いてじしんを打ちますが、ギャラドスが苦手としているポケモンには浮いているポケモンが多いため、こだわる技選択は慎重に考える必要があります。
ギャラドスに電気技が飛んできそうな場合は後ろからピンポイントで交代させる事が多く、特性ひらいしんは警戒されにくいのか数々の電気技を吸うことに成功しました。
ドラパルト @いのちのたま
特性:クリアボディ
性格:おくびょう
実数値:163-×-95-152-96-213
努力値:0-0-0-252-4-252
個体値:31-×-31-31-31-31
技構成:シャドーボール / りゅうせいぐん / かみなり / かえんほうしゃ
技範囲を可能な限り広げる事でギャラドスでは対応しきれない相手に対して仕事をする事を想定した補完的な立ち位置のポケモンです。
相手の構築に電気タイプがいない&ナットレイがいる場合は必ず選出します。
ギャラドスミラーで有利が取れそうな時や、アーマーガアにダイスチルを積まれてしまっている場合はこのポケモンをダイマックスする事も選択肢に入れます。
サマヨール @しんかのきせき
特性:おみとおし
性格:ずぶとい
実数値:147-81-200-80-151-45
努力値:252-0-252-0-4-0
個体値:31-31-31-31-31-31
技構成:ナイトヘッド / てだすけ / ふういん / トリックルーム
ギャラドスをエースとしている以上は相手にトリックルームされる事を防がなければなりません。
通常のスイッチトリパにサマヨールなどのトリル起動役を採用しているだけの相手構築であればエルフーンのすりかえを上手く使ってトリックルームをさせない選択肢も取れますが、相手にイエッサンがいるガチトリパはエルフーンではどうする事も出来ないためサマヨールを選出してふういんします。
ふういんした後は仕事がなくなるので、てだすけして隣のニンフィアの火力をサポートする事でギャラドスの起点を作っていく事が出来ます。
またこの構築はドサイドンを採用していることから見せ合い時の相手視点としてスイッチトリパを警戒してくれる可能性もあるため、相手の選出を狂わせる事にも繋がったと考えてます。
【選出】
■基本選出
初手:エルフーン + ニンフィア
後発:ギャラドス + ドサイドン or ドラパルト
95%以上の相手に対してはこの選出で対応可能です。
1ターン目はエルフーンで積極的にすりかえを狙っていき、ニンフィアのでんこうせっかやハイパーボイスで相手を崩壊させます。
すりかえが成功しなくてもニンフィアのあくびや、おいかぜ+ハイパーボイスで雑に削る事でギャラドスの起点を作ることが出来るため、この初手で裏目はほぼないと考えてます。
■イエッサン入りトリパ
初手:サマヨール + ニンフィア
後発:ギャラドス + ドサイドン or ドラパルト
サマヨールでふういんする事で相手のトリックルームを防ぎます。
ふういんが決まれば相手からサマヨールを倒す手段がほぼなく、イージーウインする事が出来ます。
【まとめ】
今回の構築は最終レート1800越えも狙えると大会前は考えてましたが、細かなプレイングミスで勝てる試合を3戦ほど落としてしまったため、45戦した勝敗は32勝13敗でした。
最高レート1766、最終レート1731という結果は満足できるものには程遠く、非常に悔しい結果です。
2020年6月にはDLCが追加されて環境が大きく変わるためギャラドスが生き残ることは難しいかもしれませんが、チャンスがあればまたギャラドスを活かした強い構築を組めるようリベンジしたいと考えてます。